【航空】JGSDF OH-1 "Ninja" @富士総合火力演習








川崎重工によって1993年から開発され、1997年に陸上自衛隊に採用された観測ヘリコプター『OH-1』です。量産型はたったの34機という世界的に見ても希少な機体の細部を今回は見ていきます。




一般的なヘリと比べ、観測機としても特徴的なのがコックピット上部、メインローター手前に配置された索敵サイトです。AH-64Dなどは機首下部に配置されるのが一般的ですが、OH-1はこの形状から敵に全身を晒すことなく索敵を行えるとの事です。(と言っても、AH-64Dのロングボウレーダーも敵に姿を晒すことなくレーダー索敵が可能ですが)



機体下部のワイヤーカッター並びにブレードアンテナ。


テールローターも独特な形状をしており、8枚不規則ブレードが埋込み型のダクテッド方式を採用。




テールローターの下には脚部。



搭載されているのは2基の三菱重工TS1ターボシャフトエンジン。
これにより様々なアクロバット・マヌーバが可能となっている。


OH-1は戦術支援システムの採用により、AH-64Dと連携し高度な戦術行動が可能になっています。


諸元 (wikipediaより)


乗員 - 2名
全長 - 13.4m
全高 - 3.8m
全幅 - 11.6m
胴体幅 - 1m
スタブウイング幅 - 2.3m
自重 - 2,500kg
全備重量 - 3,550kg、4,000kg(最大)
ペイロード - 132kg
発動機 - 三菱 TS1-M-10 ターボシャフト ×2
出力 - 800shp、884shp(緊急時最大出力)×2
巡航速度 - 220km/h=M0.18
最高速度 - 270km/h=M0.22
超過禁止速度 - 290km/h=M0.24
実用上昇限度 - 4,880m
航続距離 - 550km(機内)、720km(増槽搭載時)
戦闘行動半径 - 200km
機体内燃料積載量 - 1,000L(機内)
武装 - 91式携帯地対空誘導弾×4

(※画像は2009年富士総合火力演習にて撮影)
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