【号泣必至】esa彗星探査機『ロゼッタ』遂にラストミッション!公式が全力で泣かせに来ている件


地球から遥か彼方に有るチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)。
ヨーロッパの宇宙機関esaの探査機『ロゼッタ』は2016年9月30日、12年にも及ぶ長い長い人類いや太陽系の起源にすら迫る重要なミッションで、自身を彗星表面に衝突させることによって幕を閉じた。
この幕引きに際し、以前から擬人化した探査機の絵本風の画像を公式が世界中に発信していたこともあり、エモーショナルな感動の渦が巻き上がったので紹介したい。

↑先立った偉大な探査機たちに見守られ、ゆっくりと彗星に衝突する『ロゼッタ』の勇姿。



ミッション完了と共にYouTubeに最後の動画が投稿された。

動画では、先に降り立ったフィラエのそばに着陸して眠りにつくロゼッタの姿が。

「・・・そんなこんなで、2つの素晴らしい探査機ロゼッタとフィラエによる67Pでの信じられないような冒険は、終わりました。さようなら、友よ。」

と、おとぎ話風についさっき起きた出来事を紹介します。

しかし、このおとぎ話の様な物語には、続きがありました。


「続く?」


ー数百年後ー(多分)



未来人の宇宙船



「・・・やっと見つけたわ。」


FIN


とまあ、『WALL-E』並に感動的なストーリーで見事に彗星探査機ミッションを締めくくっています。将来esaは何が何でもロゼッタを見つけに行くのでしょう。



ツイッターの公式postも涙を誘う




最後の衝突の直前まで、ロゼッタは機能し続け、その全能力を用いて働き続けたのです。
この健気な姿に全世界が号泣。「なんでこんなに画像荒いの?」「涙が溜まってるんだよ」という超感動的なリプライや、「イランにいた15の時にロゼッタ知って科学者になろうと思った。今フランスで隕石学の博士課程だよ。LOVE!」といった熱い声が聞かれた。




そして最後のツイートは、「むかしむかし 彗星で生活していた ミッション達成 彗星着陸 67P ありがとう」というおとぎ話的なエピローグ。 このツイートに対し、「幸運を」「最後のいい夢を」「クソッ、目に涙が」と、世界中からさよらなが投げられます。


ロゼッタの功績

esaミッション完了報告の記事にはこのように記されています

「このミッションの名付け元となったロゼッタ・ストーンが、古代の言語と歴史の解読に重要だったように、莫大な財産となった宇宙船ロゼッタのデータが、どのようにして彗星や太陽系が形成されたかの考え方を変えるでしょう。・・・彗星のナゾはまだ全て解明されておらず、膨大な秘密がまだ隠されています。我々はまだ始まりに居るに過ぎません。」
と、プロジェクト研究員のMatt Taylorは述べます。


「・・・ロゼッタは史上初めて彗星とランデブーし、その軌道に乗った探査機です。さらにプローブ(フィエラ)を下降させ、最後までコントロール下に置いたのです。
彗星は、太陽系形成時から取り残された原初的な物質がある”タイムカプセル”です。それらのガスやチリ、原始的な元素の構造を研究することにより、ロゼッタのミッションは我々の太陽系の歴史と進化の過程を紐解く鍵となるのです。


ありがとうロゼッタ&フィラエ!!



image credit:esa
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